冷徹部長の愛情表現は甘すぎなんです!
尋ねようと口を開こうとしたが、彼は顔を逸らしてソファから立ち上がる。
「一時間くらいしたら君のマンションへ送っていくから」
淡々とした声でそう言って離れていった由佐さんの姿を目で追いながら、熱のさめない頭でわたしは考えていた。
あんな彼の表情、見たことがない。
昨日、わたしの態度が変だったことに、彼はなにを思ったのだろう。
聞きたいことがまだあるのに、彼がダイニングテーブルに着いてから一度もこちらを見ないので、躊躇ったまま結局話をすることができなかった。
***
由佐さんの部屋に行ったとき、なにか気持ちを隠すように素っ気なくなってソファから離れていった彼に、わたしは気になることを最後まで訊くべきだっただろうか。
キスのことは結局答えを聞けないまま、切なく見えた表情も引っかかったまま、結局すっきりしていない。
三坂さんに話そうとしていたことを知りたがっていた彼の態度は、わたしのことを気にしていたって、そう思ってもいいの?
絶対に言えないと考えていた自分の想いは、胸の中でもういっぱいに膨らんでいて破裂しそう。惹かれていくたびに、好きっていう気持ちは大きくなっていくんだもん。
これ以上、惚れていないフリはできそうにない。
「一時間くらいしたら君のマンションへ送っていくから」
淡々とした声でそう言って離れていった由佐さんの姿を目で追いながら、熱のさめない頭でわたしは考えていた。
あんな彼の表情、見たことがない。
昨日、わたしの態度が変だったことに、彼はなにを思ったのだろう。
聞きたいことがまだあるのに、彼がダイニングテーブルに着いてから一度もこちらを見ないので、躊躇ったまま結局話をすることができなかった。
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由佐さんの部屋に行ったとき、なにか気持ちを隠すように素っ気なくなってソファから離れていった彼に、わたしは気になることを最後まで訊くべきだっただろうか。
キスのことは結局答えを聞けないまま、切なく見えた表情も引っかかったまま、結局すっきりしていない。
三坂さんに話そうとしていたことを知りたがっていた彼の態度は、わたしのことを気にしていたって、そう思ってもいいの?
絶対に言えないと考えていた自分の想いは、胸の中でもういっぱいに膨らんでいて破裂しそう。惹かれていくたびに、好きっていう気持ちは大きくなっていくんだもん。
これ以上、惚れていないフリはできそうにない。