冷徹部長の愛情表現は甘すぎなんです!
由佐さんに気持ちを伝えよう。ふたりで会う予定を作って、彼に好きって言う。
そう決心して迎えた週明けの月曜日、会社に出勤するとオフィスがなんだか変な空気感だった。
みんなの表情は曇っていて、小声で話をしている。
「おはようございます……なにかあったんですか?」
様子がおかしいなと、わたしは周りを窺いながら自分のデスクに着き、隣の谷池さんに声をかけた。
「ああ……嶋本さん。実は、社内に変な噂が広がっちゃって……」
「変な噂?」
わたしが詳細を求めると、谷池さんは周りを気にしながら静かな声で話し始めた。
「市崎課長が北田さんと一緒にいるところを、会社の女の子が見かけたらしくて。相手が美人だから、それが女性社員の間でばーっと広がって……そうしたらほら、北田さんはうちの営業課の元社員と今は会社をやっているから、課長と北田さんが一緒にいるってことは、なにかあるんじゃないかって。その……自分も北田さんのところに行くつもりなのかもしれないって話になっているんだよ」
まさか……由佐さんがそんなこと、考えているようには思えない。
だって、こんな若いやつが課長で大丈夫なのかと営業先で思われたくないと言っていて、まずは課を自分で引っ張っていかないといけないって考えて毎日仕事をしているのに。
そう決心して迎えた週明けの月曜日、会社に出勤するとオフィスがなんだか変な空気感だった。
みんなの表情は曇っていて、小声で話をしている。
「おはようございます……なにかあったんですか?」
様子がおかしいなと、わたしは周りを窺いながら自分のデスクに着き、隣の谷池さんに声をかけた。
「ああ……嶋本さん。実は、社内に変な噂が広がっちゃって……」
「変な噂?」
わたしが詳細を求めると、谷池さんは周りを気にしながら静かな声で話し始めた。
「市崎課長が北田さんと一緒にいるところを、会社の女の子が見かけたらしくて。相手が美人だから、それが女性社員の間でばーっと広がって……そうしたらほら、北田さんはうちの営業課の元社員と今は会社をやっているから、課長と北田さんが一緒にいるってことは、なにかあるんじゃないかって。その……自分も北田さんのところに行くつもりなのかもしれないって話になっているんだよ」
まさか……由佐さんがそんなこと、考えているようには思えない。
だって、こんな若いやつが課長で大丈夫なのかと営業先で思われたくないと言っていて、まずは課を自分で引っ張っていかないといけないって考えて毎日仕事をしているのに。