冷徹部長の愛情表現は甘すぎなんです!
『話があるなら、ランチ誘ってくれればよかったのに』
「そういう気力がないの……」
『え? 一体どうしたの?』
自分を情けないと思いながらも、わたしは夏穂子に由佐さんとのことを話した。会社で噂をされて、それが気になっていたからとはいえ、彼を傷つけたかもしれないと、後悔していること。
「由佐さん、ちょっと悲しそうだったかも」
『いやぁ、でもさ、周りの目が気になるっていう紘奈の気持ちもわかるよ。もうね、解決策はひとつ。ちゃんと話をするべき』
「だよね……」
わかっていたことだが、夏穂子に話を聞いてもらって気持ちが軽くなり、考え込み過ぎないで行動できる気がした。
抉れてしまう前に、話をしよう。
あんなふうに言ってしまったけれど、やっぱりわたしも、由佐さんと職場で普通に会話をして、一緒に帰ったりしたい。
そう思いながら、デスクへ戻って午後の仕事に取り掛かった。
定時で仕事を終えて、由佐さんのデスクを窺ったあと、立ち上がって「お疲れ様でした」とオフィスを出る。
ゆっくり話をしたいから、家に帰ったら電話で時間のある日を聞こう。そんなことを考えながら通路を歩いていると、「嶋本さん!」と声をかけられて振り返ると、コピー用紙の入った段ボールを荷台に乗せて運んでいる浜野さんがわたしのほうへ近づいてきていた。
「そういう気力がないの……」
『え? 一体どうしたの?』
自分を情けないと思いながらも、わたしは夏穂子に由佐さんとのことを話した。会社で噂をされて、それが気になっていたからとはいえ、彼を傷つけたかもしれないと、後悔していること。
「由佐さん、ちょっと悲しそうだったかも」
『いやぁ、でもさ、周りの目が気になるっていう紘奈の気持ちもわかるよ。もうね、解決策はひとつ。ちゃんと話をするべき』
「だよね……」
わかっていたことだが、夏穂子に話を聞いてもらって気持ちが軽くなり、考え込み過ぎないで行動できる気がした。
抉れてしまう前に、話をしよう。
あんなふうに言ってしまったけれど、やっぱりわたしも、由佐さんと職場で普通に会話をして、一緒に帰ったりしたい。
そう思いながら、デスクへ戻って午後の仕事に取り掛かった。
定時で仕事を終えて、由佐さんのデスクを窺ったあと、立ち上がって「お疲れ様でした」とオフィスを出る。
ゆっくり話をしたいから、家に帰ったら電話で時間のある日を聞こう。そんなことを考えながら通路を歩いていると、「嶋本さん!」と声をかけられて振り返ると、コピー用紙の入った段ボールを荷台に乗せて運んでいる浜野さんがわたしのほうへ近づいてきていた。