冷徹部長の愛情表現は甘すぎなんです!
上着をとり、ネクタイを緩めて首元を楽にしている由佐さんに胸が高鳴る。いつもきっちりとスーツを着ているのに、今の格好は妙な色気があった。
いやいや、なにドキッとしているのよ……!
「お、おはようございます」
「おはよう。早いな」
「はい……仕事を覚えたいので、いろいろ調べようかなと」
目が合ったけれど、逸らしてしまった。どうしよう……ふたりきりなんて気まずい、と思いながら自分のデスクに座り、パソコンの電源を入れた。
由佐さんはどうして朝早く出社したのだろう。定時に帰るのをあまり見たことがないから、やはり忙しいのかな。
ちらっと由佐さんを見ると、デスクの上に重ねられているファイルの確認や、パソコンを操作して仕事をしている。
そのきりりとした表情に惹き込まれて、目を離せなかった。
わたしの中では、はじめて会ったとき“由佐さん”だったから、この会社で課長と呼ぶことに正直違和感しかない。でも、barにいた彼はあの日限定のもので、“市崎課長”というのが本物の彼だったのだ。
barにいた由佐さんのときみたいに優しい人だったら、きっと今でもわたしは彼のことを好きだと言っていたかも。
だけど本性を知って最低って思ったから、好きなんてもう絶対にありえない!
いやいや、なにドキッとしているのよ……!
「お、おはようございます」
「おはよう。早いな」
「はい……仕事を覚えたいので、いろいろ調べようかなと」
目が合ったけれど、逸らしてしまった。どうしよう……ふたりきりなんて気まずい、と思いながら自分のデスクに座り、パソコンの電源を入れた。
由佐さんはどうして朝早く出社したのだろう。定時に帰るのをあまり見たことがないから、やはり忙しいのかな。
ちらっと由佐さんを見ると、デスクの上に重ねられているファイルの確認や、パソコンを操作して仕事をしている。
そのきりりとした表情に惹き込まれて、目を離せなかった。
わたしの中では、はじめて会ったとき“由佐さん”だったから、この会社で課長と呼ぶことに正直違和感しかない。でも、barにいた彼はあの日限定のもので、“市崎課長”というのが本物の彼だったのだ。
barにいた由佐さんのときみたいに優しい人だったら、きっと今でもわたしは彼のことを好きだと言っていたかも。
だけど本性を知って最低って思ったから、好きなんてもう絶対にありえない!