冷徹部長の愛情表現は甘すぎなんです!
もしかして、人が足りない理由って由佐さんが原因なのかな。彼の冷たい言い方に我慢できなくて辞めてしまったとか。
気になったわたしは、谷池さんにこっそり訊いてみることにした。
「あの、どうして営業課は人手不足なんですか? 以前はもっと人がいたんですよね?」
「あー……うん、まあね。事務以外なら、前の課長と営業担当がひとりいたんだけど」
谷池さんは気まずそうな顔をして、由佐さんのほうをちらっと見た。
前の課長ということは、その人が辞めたから由佐さんが引き継いで課長になったということだよね。まさか、自分が出世するために蹴落としたとか……?
「由佐さ……市崎課長になにか原因が?」
「いやいや、まさか! そんなことはないよ。当時、市崎さんは営業を引っ張ってくれていたし、ふたりが辞めたのは……いろいろあったみたいで。課長はなにも悪くないよ。ただ……なんかさ、“課長”って感じがしないんだよなぁ。営業出たら女の子のファン作ってきちゃうし! そのあたりは俺たちも慣れないといけないって思うけど」
最後のほうは話を誤魔化すように谷池さんは笑っていた。
やっぱり、辞めてしまった人たちは由佐さんとなにかあったのかもしれない。
気になったわたしは、谷池さんにこっそり訊いてみることにした。
「あの、どうして営業課は人手不足なんですか? 以前はもっと人がいたんですよね?」
「あー……うん、まあね。事務以外なら、前の課長と営業担当がひとりいたんだけど」
谷池さんは気まずそうな顔をして、由佐さんのほうをちらっと見た。
前の課長ということは、その人が辞めたから由佐さんが引き継いで課長になったということだよね。まさか、自分が出世するために蹴落としたとか……?
「由佐さ……市崎課長になにか原因が?」
「いやいや、まさか! そんなことはないよ。当時、市崎さんは営業を引っ張ってくれていたし、ふたりが辞めたのは……いろいろあったみたいで。課長はなにも悪くないよ。ただ……なんかさ、“課長”って感じがしないんだよなぁ。営業出たら女の子のファン作ってきちゃうし! そのあたりは俺たちも慣れないといけないって思うけど」
最後のほうは話を誤魔化すように谷池さんは笑っていた。
やっぱり、辞めてしまった人たちは由佐さんとなにかあったのかもしれない。