冷徹部長の愛情表現は甘すぎなんです!
「そんなの、簡単に言ってやるわけないだろ」
「えっ……あっ、ちょっと、待ってください!」
歩きだした由佐さんに、わたしは慌ててついていく。一番知りたいことを答えてくれないなんて、もっと気になってしまうじゃないか。
由佐さんとのやりとりがしばらく頭から離れなかったが、館内の案内図を見ながらふたりでフロアを歩いて見ているうちに、彼と笑って会話をして過ごす時間を楽しんでいた。
だって、いつも仕事でのやりとりや、わたしがからかわれて笑われるくらいしかなかったから。とても新鮮で、あっという間に時が経ってしまったような気がする。
「このあとどうする? 向こうに展望施設があるんだよな」
一通り見て館内から出てくると、夕方になっていた。確か、車の中では観覧車に乗る、と言っていなかったっけ。
「あの、観覧車には乗らないんですか?」
「なに話せばいいのかわからないって、君はあまり乗りたくなさそうだっただろ。やっぱり俺も、ふたりきりで観覧車なんて恥ずかしいからいいや」
恥ずかしいなんて、本当に思っているのだろうか。
観覧車に乗ったら彼のことを意識してなにを話せばいいのかわからなくなりそうだなと、わたしはそう思っていたけれど……。
「えっ……あっ、ちょっと、待ってください!」
歩きだした由佐さんに、わたしは慌ててついていく。一番知りたいことを答えてくれないなんて、もっと気になってしまうじゃないか。
由佐さんとのやりとりがしばらく頭から離れなかったが、館内の案内図を見ながらふたりでフロアを歩いて見ているうちに、彼と笑って会話をして過ごす時間を楽しんでいた。
だって、いつも仕事でのやりとりや、わたしがからかわれて笑われるくらいしかなかったから。とても新鮮で、あっという間に時が経ってしまったような気がする。
「このあとどうする? 向こうに展望施設があるんだよな」
一通り見て館内から出てくると、夕方になっていた。確か、車の中では観覧車に乗る、と言っていなかったっけ。
「あの、観覧車には乗らないんですか?」
「なに話せばいいのかわからないって、君はあまり乗りたくなさそうだっただろ。やっぱり俺も、ふたりきりで観覧車なんて恥ずかしいからいいや」
恥ずかしいなんて、本当に思っているのだろうか。
観覧車に乗ったら彼のことを意識してなにを話せばいいのかわからなくなりそうだなと、わたしはそう思っていたけれど……。