君が残してくれたもの
「あれ?確か同じクラスの…」


首を傾けてしばらく考えて、


「あ、なずな?」


いきなり呼び捨てですか…

私の胸がドキンとしたのを見透かされないように、体を少し背ける。


あっちゃんがにやにやしている。


「どうしたの?」

なるべく普通に、淡々と。


「なんでここにいるの?」

質問で返さないでよ。

個々で答えるのもシャクなんだけど。


「バイト」

「ふうん」

それだけ?

リアクションの薄さにちょっとがっかりする。
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