イジワル御曹司の執着愛~愛されすぎて逃げられません!~
遊園地と言えば絶叫マシーンだ。
そして遠子はなにを隠そう、その手の乗り物が大得意だった。
直倫も平気だというので、絶叫マシーンをメインに園内を回ることにした。
午前中かかって、目玉の乗り物にのったあと、ランチにしようかという話になったのだが、お昼前に遠子はどうしてもクリアしておきたい乗り物があった。
「あれ!」
遠子が青空にそそりたつ足場を指さす。
その指の先にあるものを見て、直倫はさすがに眉をひそめた。
「――だからってお前マジで、バンジージャンプ……」
「いやー、一度やってみたかったんだよね~」
遠子はバンジージャンプの列の一番後ろにならび、空を見上げる。
高さは二十メートルほどで、下からだとそう高くは見えないが、実際あの場に立てばまた違うに違いない。
「直倫は飛ばないんでしょ?」
「やらねえよ」
「じゃあ下から動画撮ってね」
「ノリノリかよ……」