イジワル御曹司の執着愛~愛されすぎて逃げられません!~
体を起こして、白臣のスマホにメッセージを送る。
月曜日の朝だ。メッセージにはすぐに気づいてもらえるだろう。
【忙しいのにごめん。近いうちにちょっと相談にのってほしいんだけど】
白臣が直倫と自分のことを知らないはずはない。
するとすぐに――【いいよ】と返事が返ってきた。
相変わらずのフットワークの軽さだ。
【今日は一日商談で外出中なんだけど、午後に一時間だけ空いてるから、そこでいい?】
【うん。どこに行ったらいい?】
【二時にうちまで来てくれる? 本社じゃなくて本店のほう】
「ええっ……」
思わずおののいてしまった。
カノーロ本社は渋谷だが、本店は銀座にある。当然場所柄、すっぴんに部屋着で行けるような場所ではない。
だが、月曜日で忙しい中、相談に乗ってもらうのはこっちだ。わがままは言えない。
【うん、大丈夫。ありがとう】
と返事を送り、メッセージアプリを閉じた。
「今日も外出……かぁ……」