夢の言葉と陽だまりの天使(下)【夢の言葉続編③】
そして、過去に自分はアカリさんに酷い事をしてしまったのだと…。懺悔の言葉も書かれていた。
だから、幸せになってほしい。
自分が一番大切な人と、彼女が幸せになってくれるように結び付けたいと…願っていた。
自分勝手でお節介な望みだけど、私の好きな全ての人が幸せになってほしい。と…。
”夢を届ける妖精”が、最期に願った祈りだった。
…でも。
何とか叶えたくて、アカリさんの元を訪ねてみたけど…彼女は教えられた町にはいなかった。
町の人に尋ねても、”祖父に引き取られた”という事以外誰も知らなくて…。
行方を探ろうと探偵に頼もうとも考えたけど、私のお小遣いじゃ全然足りなくて…。
もう、リディア母さんの夢は叶えてあげられないのだと…思った。
……。
複雑な気持ちを抱えたまま、16歳の私は貰った香水を付けてリディア母さんのお墓参りに行った。