夢の言葉と陽だまりの天使(下)【夢の言葉続編③】
「だってさ、変な男が付いたら嫌じゃん。
その点、ミライは真面目そうだし…。
ほら!婿の両親がシュウとホノカさんなら、ヒナも苦労しなくてすむだろ?」
もっともらしい意見だけど、その言葉を聞いたシュウさん達も思わず笑っている。
「ヴァロン、自分の娘があんなに小さい時から結婚相手を決めるなんて…。まるでギルさんですよ?」
「!…あ〜。確かに…。
もうギルの事、色々と馬鹿に出来ねぇわ。」
シュウさんに突っ込まれて、ヴァロンも笑った。和やかな、光景。
……。
でも、その時…。
私は一瞬、冷静になってしまった。
幸せ過ぎて、なんだか…怖くて……。
いつか、ヴァロンが…。
お父さんみたいに、突然いなくなってしまう様な……。
「!……ん?アカリ、どした?」
じっと見つめてしまっていた私の顔を覗き込んでそう尋ねるヴァロンに、私はハッとして首を横に振ると微笑んだ。