僕に、恋してみたら?
「……あぁ」
「だったら、もう……」「いきなりは、な?」
――へ?
「柳くん……?」
柳くんが、ニッコリ笑って
「茉帆をその気にさせることができたら、そのときは俺にまた奪わせろ」
と……、とんでもないことをいう。
「は、反省してるのそれっ……!?」
柳くんの予想外な台詞に、顔が熱くなる。
「あのなぁ。だってあれ……拷問だぞ?」
「ゴウモン?」
「あんなとこに寝転がってて。更には、一緒に寝ようとか……、誘ってるとしか思えねぇ」
ポツリという、柳くん。
「えぇっ!?」
さささ、誘ってる!?
「……言っただろ。俺、お前が好きだって」
「!」
「意識せずにいられるかよ、あんな状況で」
「えぇっ……」
「俺に気持ちを向けて欲しかった。力尽くでも。でも、はやまったことしたと思ってる。マジでごめん」
「柳くん……って……」
「あ?」
「どうして学校で、真面目ぶってるの?」
「……!!」柳くんが目を見開く。
だって。
さっきから……、
「教室で会うときと今じゃ、話し方とか雰囲気が別人すぎる」
まぁ、だからこそ許したくなったというか。
素を見せてくれているように感じたからこそ、誠意が伝わってきたんだと思う。
「あーあ。高校では大人しくしてるつもりだったんだけど」