セツナイ.
「1人?」
「いや、間宮…さんって子も」
私が顔を出していたのを気づいていたのか、皐月くんはチラリとこっちを見た。
目が!!!!!
初めて目があった!!!!!!
私は嬉しさと恥ずかしさが入り混じって、棚の後ろに隠れた。
「なにやってんの、おまえ」
朔真がクスクス笑いながら言う。
「いや、今のは違うくて」
「…?罰?」
罰?
「これ、図書委員の仕事らしい」
朔真が私に聞いたことを、皐月くんが答えた。
てか!!
なんか勘違いしていたみたい!私!!
「まあ、がんばれよ」
「かんかん、じゃあ〜な〜♪」
野球部達は窓も閉めずに、どこかへ行った。