午前0時、魔法が解けるまで。






「優衣ちゃん、今日はこれから予定はある?」



砂川さんの言葉に、私は頭の上にクエスチョンマークを浮かべたあとに首を横に振った。



「いえ。特には」



そう伝えると、砂川さんはぱあっと表情を明るくして私の右手を両手で包み込んで、握った。






< 132 / 398 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop