午前0時、魔法が解けるまで。








「や、やだ!」


「うるせーな。おい直也。羽交い締めにしろ。脱がすぞ」



直也、と呼ばれた一番背の低い男が静かに「わかった」と頷き、私の身体を抱き起こしたかと思うと脇の下から腕を回して私を固定した。



「離して!やだってば!」




正面から近付いてくる男に向かって蹴りを入れようとするが、その足は簡単に控えていたもう1人の男が横から手を伸ばしてきて、まとめて床に押さえつけられた。







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