午前0時、魔法が解けるまで。






「えー!?」



由美子はありったけの大声を出しながら、大学とは反対の方向に指をさす。



「あっちに砂川薫がいたって、本当!?」



若干棒読みな気もするが、少しでも有力な情報を掴みたくて必死な様子の人達は「登校してきたのか」などと口々につぶやいて、由美子の指さしていた方へと流れていった。






< 225 / 398 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop