午前0時、魔法が解けるまで。






「あの、砂川さんは……」


「いいお返事をいただけたらお答えします」



無機質に放たれたその言葉に、私は唇を噛んだ。



「もし、私がその約束を受け入れなかったり、破った時はどうするんですか……?」



一瞬の沈黙が流れて、男の人はコツリと靴を鳴らした。






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