嘘つきなキミ
私たちは、こうへいの部屋の前まで来て居た。
みゆき「私たち飲み物買いに行って来るから、先に入ってて!」
はやと「は?!」
みゆき「いいからいくよ!」
はやとはされるがままに、みゆきにひっぱられていった。
私は心の中でみゆきにありがとうっと言った。
トントンー
はやと「はーい」
ガラガラー
あい「こうへい...」
こうへい「あい...」
あい「私..こうへいに...」
言いたいこといっぱいあったのに、こうへいを目の前にしたら言葉にならなかった...。
こうへい「ビックリさせたよな。ごめんな。もう大丈夫だから。明日には退院するよ。」
あい「え...?なんで?大丈夫なの?」
こうへい「大した事ないよ。だから、すぐ退院にっなったの!心配かけて悪かったな...。」
あい「こうへい...?」
こうへい「ん?」
あい「こうへいなんで倒れたの...?」
こうへい「ただの風邪だよ。なんか熱あったみたい。」
あい「でも、私抱きしめた時...熱くなかった...」
私は俯いた。
こうへいの顔が見れなかった...
こうへい「あい?本当だよ。俺を信じて?」
こうへいはずるいよ...
そんなこと言われたらそれ以上何もいえないじゃん、、、。
こうへい「あい?こっちおいで?」
私はこうへいの側に行った。
こうへい「あい?俺ね、本当はあいの事...大好きなんだよ。でもね、今はまだ付き合えない...。俺がちゃんとしてからじゃないと...。今のままだとあいの事守れないから...。だからごめんな...」
私は静かに涙を流した。
こうへいに抱き締められた。
こうへい「ごめんな...。あい...。」
こうへいの声は微かに震えていた。
私は大丈夫って言葉の代わりに抱き締め返した。