楕円の恋。

冬の足跡。

気温は段々と寒くなり冬がもうそこまで迫っていた。

ついに、明日の日曜日ラグビー部の決勝戦がある。

全部活休みになり、生徒全員制服を着て応援に行くようにとプリントが配られていた。

私はそんな事を言われなくても応援に行くつもりだった。

あれから一週間ぐらい私は影山君と毎日4、5通ぐらいだが、メールのやり取りをしていた。

その事を圭子ちゃんとあかりちゃんに話すと2人は自分の事のように喜んでくれた。

そして、2人には私の影山君に対しての想いを素直に言うことができた。

影山君とメールしたおかげで、準決勝よりもラグビーのルールが少しわかっていた。

私は土曜日の夜影山君にメールを送った。

《明日試合頑張ってね!応援に行くから!》

《ありがとう!相手かなり強いけど、勝てるように頑張るよ。針千本嫌だから(笑)》

そんな冗談まじりのやり取りをして私も早めに寝る事にした。
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