青空と愛
ドタドタドタ!!!
バタバタバタ!!!

?「はよ、熱湯もってき!!!綺麗な布もや!!   あるだけ持ってこい!急げ!」

何事??どうしたんだろ、、こんな夜に。

怪我した人が出たのかな?

あんなに慌ててるってことは相当な怪我なんだろうな。

ウチにもなんかできることないかな。

そう思ってウチは沖田さんの部屋を出た。

今日は沖田さんの班が見回りに行っているから沖田さんはいない。

いつもは天井から誰かがウチを見てる。けど今日はいない。

怪我人と関係があるのかな?

怪我人が運ばれた部屋の前でウチはき聞き耳を立てた。

?1「この子だ。」


?2「なんやこれ。。。酷いっちゅうもんやない    で。副長はなんも知らんとこないな事しよ    ったんか?!」


?1「、、、あぁ。今知ったみたいだ。」


?2「傷は絶対残るで。。。でもその前に傷塞ぐ    んに耐えれるかどうかやな。。」


?1「そうだな。。大の男でも痛みで死ぬくらい    だ。こんな小さな女のには。。。」


え、女の子?
スパーン!!

気づいたら聞き耳を立てていた襖を勢いよく開けていた。

奈「う、み???」


そこには変わり果てた海がいた。
体中真っ赤に腫れ上がり、背中には深い切り傷。まるで刀で切ったような。

顔もところどころ青タンができていた。




< 16 / 16 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

公開作品はありません

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop