キミの瞳に






「聖夜君…っ…



私普通に歩けるから大丈夫だよ…」







体育館を出てからも聖夜君に抱えられたままの状態ですごい恥ずかしい。





聖夜君ってあんまり体大きくないけど結構力があるんだ…。






「頭打ったんだからもしかしたらクラクラするかもしんないし、大人しくしてくださーい」






そう言って聖夜君は私に顔を向ける。






ち…ちかい………っ…






「は……はい…」






こうやって見ると聖夜君女の子にモテるんだろうなとすごく思う。







肌綺麗だし顔のパーツも整ってるしなんだかんだ優しいし…見た目はちょっと怖いけど…







…もしかしたら朝木君と同じくらい人気なのかな……。







なんて考えているうちに保健室に着いた。











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