キミの瞳に
「とりあえず春の担任とかには俺から伝えとくから少し横になってなよ」
保健室に来たものの保健の先生がいなくて勝手にベットを借りることに。
「うん…ありがとう聖夜君」
横になる私の前で椅子に座る聖夜君を見る。
「おー。
てかこんな時に昨日の話聞くのはまずい?」
あ、そっか…。
本当はお昼の時に話すって言ってたんだっけ…
「全然平気だよ!」
喋れない訳じゃないから平気だけど口にするのは少し重い。
でも言った方が少しは気が楽になるのかな……
「あのね…
前に聖夜君と一緒にいる時に見た女の人覚えてるかな」
私はポツポツと朝木君とのことについて話し始めた。