キミの瞳に






「そうだけどよく覚えてたね」






あんな少しの時間しか見てなかったはずなのに…




よく見てるんだ…。







「ん…。


仲……いいんだ」





そう言う朝木君は何故か椅子じゃなくて私のベットに腰掛ける。






な……なんだろう……





座るなら目の前に椅子があるのに…。







「朝木君…椅子ならそこに…」







毛布の中から腕を出して椅子を指さした時グッと手首を朝木君に掴まれる。







「…っ…な、に……?」






朝木君の行動が全然読めない。






「なにもないよ」






とはいうけど朝は私の手首を掴んだまま離そうとしない。






一体……








何がしたいの…?











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