キミの瞳に






「うまい?」





サンドウィッチを食べる私を見て聖夜君が聞く。






「うん、美味しい」






軽く微笑む私を見て聖夜君がニッコリと笑う。






聖夜君って単純!!






って思ったけどさすがにさっきの感じを見るからにまた言えばムッとしそう。







「あ、そう言えば元彼保健室来た?


俺が体育館戻ったらいなかった。」







聖夜君の元彼という言葉に現実を突きつけられるけど事実だ。






コクンッと聖夜君の言葉に頷く。







「なーんか……


意味わかんねーよな」






話を聞いた聖夜君でさえそう思うのなら、私はそれ以上に意味が分からない気がする…。






でもキスされたなんてさすがに言えなかった。












< 144 / 165 >

この作品をシェア

pagetop