キミの瞳に
横になった私の隣に腰掛ける朝木君。
眠気なんて全くないけど、眠かったとしてもこんな間近に朝木君がいたら絶対眠れない…。
モゾモゾと体を動かすと…
「寝れないの?」
朝木君がそう言って私の頭を撫でる。
優しい落ち着いた声のトーン。
うるさい私の心臓。
もしかしたら朝木君にこの音が聞こえてる…?
さ、さすがにないよね…。
「俺も一緒に入ろうかな」
突然の朝木君の言葉にフリーズする私。
そんな状況の中毛布を捲って普通に朝木君は隣に入ってきた。
……朝木君は私を殺す気ですか………?
こんなの耐えられない…!
「あっ…わ、私…床で横になるよっ!」
慌ててベットから出ようとする。
そんな私の体はすっぽりと朝木君の腕の中へと包まれた。