キミの瞳に

｢っ……え……？｣






後ろから朝木君に抱き締められていて体温が上昇する。








｢そんな慌てなくても大丈夫だよ？｣







クスクスと笑う朝木君は私のことを見抜いていた。







私が大丈夫じゃないんです……。








｢こうやって寝た方が温かいよ｣






朝木君はそう言ってギュッと少し私を抱き締める力を強めた。







朝木君の右腕は私の首の下、左腕は私のお腹周りを囲んでる。







お腹柔らかいのがのバレちゃうよ…。







｢お…お腹の所は恥ずかしい…｣








ボソボソと小さな声でそう言ったけど…







｢んー？

どうしたの、春｣








朝木君は絶対聞こえてるはずなのに聞こえてない振りをして全く腕をどかそうとはしてくれなかった。