キミの瞳に






「春は小動物みたいだね。


ちっちゃい」






私を抱き締めながらそんなことを言う朝木君。








朝木君の方が背が高いからそう感じるのかな?






そこまで小さいって訳でもないと思うんだけど…







「そうかな…」







とりあえずこの状況は私にとっては幸せなのか地獄なのか分からないよ…っ!







「うん、小さくて可愛い」






あぁ…





なんで朝木君はそういうことをサラッと言ってしまうんだろうか。






さっきよりも更に全身が熱くなってくる。







朝木君こそかっこいいよ…。






言葉にして伝えられない私は心の中で呟く。








こんなかっこよくて優しい朝木君が私の彼氏だなんてやっぱり未だに慣れない。











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