キミの瞳に
「わ…私、実は…「ねえ!」」
彼氏いるんです そう言おうとした時三宅さんの声とダブってしまった。
「あ、わり…なに?」
それにすぐ気づいた三宅さんは先に私に言うチャンスをくれる。
けど…
「あ…先にどうぞ…っ!」
普段こうなると譲ってしまう私はいつもの癖が出てしまった。
「別に先に言ってもいいのに」
そんな私を見て三宅さんはフワッと笑った。
その笑顔を見て、多分…いや絶対三宅さんはモテる人なんだろうなと直感で思った。
「じゃあ俺から遠慮なく喋らせていただきます〜」
三宅さんは見た目とは似合わない敬語でそう言った。
「歳は?いくつ?」
ああ!やっぱりそこ気になりましたよね!