団子屋の中でいなり好きですか?(中)
栄養士、黄菜子
台所に立つとまず初めに、紐で裾を縛り、食料と調味料を探す。あるのは、味噌、塩、醤油。野菜は、青菜、。そして、博雅からもらった鮎。(家の畑で取れた野菜(なすと人参、大根、さやえんどう)は、どうですか)玄武が持ってきた。(ありがとうございます。美味しい物が出来ます。)笑顔で答えた。
玄武や白虎は、興味津々で見ている。朱雀は(お手伝いします)と言って裾を紐で縛り初めた。青龍は、扉の隙間から目を細々としながら見てる。(朱雀さん。出汁が欲しいのですが、何かありますか?)(昆布しか・・)
(そうですか・・・)(後は、この間博雅様からもらった鰹の身を燻製にしたものが・・)
(これは、鰹節です。これを削ってください。)(わかりました。)(俺が削るよ)と白虎が言って鰹節を小刀で削り始めた。(朱雀さん、大根と人参、さやえんどうは、このように切ってください。)黄菜子は、鮎を焼きながら説明する。ご飯は、玄武が炊く。ご飯炊きの名人の用に上手に炊きあげた。
白虎が削った鰹節と昆布で出汁を取り、大根と人参を煮て、店を入れて最後に大根の葉を入れて、野菜の味噌汁を作った。
青菜とさやえんどうでお浸し。博雅からもらった鮎で塩焼き。豪華な昼飯が出来た。
五人分器に盛り付けて食べ始めた。(いただきます。)と黄菜子が言う。つられて四人も言う(いただきます) 。食べ初めてすぐに
(美味しそうだね。私にもください。)晴明が言う。宮廷から戻って来た。4人そろって(美味しい)と黄菜子に言った。青龍は、小さな声で(美味しい)と言った。
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