失礼男の攻略法

「いや、落ち着けない。なんで仕事のための仕事みたいな無駄な作業しないといけないのよ!そんなの社内でやりやがれってんだー!外部まで巻き込むって、あの会社、統制とれてんの?あんなワンマン経営じゃ、そのうち訴えられるわよ!」

そこまで言い切ったら、ちょっとだけだけどすっきりした。

でも、無駄な仕事が増えると思うだけでげんなりする。なんとか、あいつをギャフンと言わせながらも手間がかからない方法はないかな、と頭を働かせる。

ようは、あの制度案では訴えられるリスクがない、もしくは訴えられたとしても勝てるっていえればいいってことでしょ?

そう思い至って、ふふふと笑いが声に出た。

あんな男のワガママのために使う時間なんて私にはないんだ。

最小限の手間と、私の武器でなんとか乗り切ってやろう。

そう心に決めた。

「美希ちゃん。私のこれまでの担当案件の実績一覧って出せる?」
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