失礼男の攻略法

失礼男へのリベンジの日。

ちゃんとリベンジになるように、あの日指摘された実情の部分を自分でも調べにいった。これまで、なかなか手にしなかった文献や経済紙だけじゃなく知り合いに話を聞きにいったり。

これまでの弁護士としての仕事とは全く違う動きだったけど、知らなかったことを知ることへの純粋な楽しさもあって、全く苦にならなかった。

「で、色々と実態っをまとめた資料がそちらでして、その上で子ども自身が扱えるサービスで勝負ができないかって思っているんです」

キッと失礼男の目をみて、そう言い切ると資料片手に何かを考えるようにしている。どういう言葉が繰り出されるかハラハラしていると

「うん、悪くないんじゃない?」

なんて言葉が出てきた。それって、いいってこと?悪くない評価が嬉しくって思わず前のめりになると

「利益をどうするかとか、商売にするには、まだまだ検討材料が足りないけど、仕組み自体はニーズがありそうだっていうのはわかった。よく、ここまで調べたな」

思った以上に嬉しい言葉をいただいた。
< 200 / 225 >

この作品をシェア

pagetop