くもり時々はれ

パコーン、パコーン

「次、ストローク!!」

キャプテンらしき人が大声で叫んだ。

「「「はい!!!」」」

雰囲気のいい部活だなって思った。
そして、どうしても彼に目がいってしまって、もう帰ろうとしても足が動かなかった。

球を拾ってるときに先輩からからかわれて笑ってる顔や、打ってる時の真剣な顔から目が離せなかった。


ーあの人のこともっと知りたい。


トントン


後ろから肩を叩かれて振り向いたら、ジャージ姿の女の人がいた。

「ねぇ、マネージャーとか興味ない?」

「え…。」

「今ね、新入生に何人か声かけてるの。もし興味あったら明日の部活見学の時にまた来てくれる?」

「っはい!!」


その話を聞いてから、もうわたしの心は決まってた。

マネージャーになろう。

今まで流される生き方しかしたことなかったのに、こんなに強く思えることがあるんだと初めて知った。


今日の天気は、ほんとにいい天気だな。



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