ヒカリのように
………行くか。
一応、"兄"なんだし。
私は重い腰を持ち上げて玄関に向かった。
「おかえりなさい」
玄関につくと、たくさんの下っ端たちに迎えられてる彼、天霧輝-Hikaru-は私の兄だ。
……………血の繋がりのない。
「ただいま、陽葵」
少し強面のところは明人さんそっくりだ。
「怪我、したらしいな」
「…まぁ、かすり傷程度に」
「悪いな」
俺の仕事が陽葵にまわって、という事だろう。
「……別に、輝のせいじゃないよ」
私がそう言うと、輝は私の頭に手をぽんと置き奥へ行った。
明人さんか……