ヒカリのように



「輝は、高校行ってたよね?」

ふと、私が来た時のことを思い出した。
そう。私が来た時にはもう輝は高校生だった。

「ああ」


「……楽しかった?」


「……いや、楽しいとは言えなかったな」


……………初めて聞く、話。


「……?」


聞いていいのだろうか。


「別に終わったことだから言える事だけど。
俺は陽葵の行ってるような世にいう"不良校"じゃなくて普通の私立高校だったから、こっちの事に疎いやつ多くて…
俺の家柄への理解がなかったからな……」


輝はそんな私を横目にそう呟いた。


つまり、あまりいい目では見ていられていなかった。という事だろう。


「それに俺、あんときは暴走族も入ってたから余計な」


ああ、そう言えば。

輝は組の世界に入る前に暴走族としてコチラの世界に立ったと明人さんに聞いたことがある。

なんていう暴走族だったっけな……

「…あ、陽葵の言ってる学校にいるだろ。
陽炎」


輝は思い出したように言った。


あ、そうそう陽炎……


「えっ」


陽炎?


「?
そーだけど。俺は身柄がバレないように下っ端としていたし私立だったから目立った行動はしてないけどね」



まさか……


輝が陽炎だったなんて……


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