umbra 〜約束の日〜
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慶也side











「航!! おはよ!!」














「えっ? あぁ、慶也か。 朝からテンション高いな。」













「まぁな。」
















みんな俺のことテンション高いとか言うけど、俺からしたらみんながテンション低いだけであって、俺は普通だと思う。でも、この前、航と燐に言ったら馬鹿だと言われて終わった。













「なぁ、慶也。 昨日さ、燐を見たんだけどな、」













なんだか考えている航。燐にまたなんかあったのか?














「やっぱり何でもない。 それにしても、昨日の騒ぎが燐のこれだったとはな。」















そう言って航は小指をたてる。
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