umbra 〜約束の日〜

それはつまり燐に彼女がいたということ。今でも信じられない。














「な！！ 燐は絶対に作んないやつだと思ってた！！」














「確かにな。 どんな人だったんだろう。 俺さ、ちょっと見てみたかったな。」
















「な！！ 噂通りだったらめっちゃ美人なんだろ！！」













俺達はまだ校舎にいたから姿を見てない。俺らが帰るときには噂がたってただけだった。



















「俺らってさ、距離置くとか言っといて燐のこと考えてばっかだな。」















「そうだな･･････。」

















「ねぇ、さっきの人かっこよくない？」













「私、さっき1－Cに入っていくの見たよ！！」














「あんな人いたかな〜？ 学年違うから分からなかったのかも。」













「でもさ、なんだか近寄りにくかったよね。」