umbra 〜約束の日〜
「だな。 でもさ、それほどのイケメンがいたら俺らでも気づくぜ。それにもっと前から噂されてるよな。 やっぱり転校生だな!!」
「・・・・・・・・そうだな。」
航が目をそらして言う。 今、俺に嘘ついたな。 長年一緒にいるからか、俺は馬鹿だけど、航の癖とかはよくわかる方。
今みたいに目をそらした時は、隠し事か嘘をつくとき。 多分なんかさっきから考えてることに関係してんだろうな。
「じゃあ早く教室いって、確かめようぜ!!」
俺は探ることをやめた。 航に言ったところで教えてはくれなそうだし、癖をここでばらすのはもったいないしな。
「あぁ。」
さぁ、どんなやつなんだろう。なんか分かんねぇけど、すっげぇ楽しみだな。
慶也side end
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