umbra 〜約束の日〜
蓮side end
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「ハァ」
月光が帰った途端に壁にもたれかかったシン。平気そうに見えたが、全く平気ではない。
「仮面外せば?」
「あぁ。」
「ねぇ、シン。これは非常事態だから許して欲しいんだけど、正体バレたわ。」
「・・・・・・ (コクン)」
無言で頷いた。
「・・・滝沢。 お前、族を解散させろ。」
「あぁ。 本当に悪かった。」
全てを失ったように正気を無くして言う。
ドタドタドタ
「わ・・・・・・シンさん!!」
シン以外の二人が警戒する。
「遅い。」
「シンさん怪我してるじゃないですか!! それ、弾残ってますか?」
「あぁ。」
「あ〜もう、あなたって人は!ここで始めちゃいますね。」
返事も聞かずに取り出したのは医療道具。
「セイヤ、イトヤ、明日以降に連絡するからお前らは帰れ。」
「・・・俺らも月光と同じ扱いか・・・。 シン、待ってる。」
「あぁ。」
そう言って2人を帰らせる。
「じゃあ、始めますね。」
それから約10分。上半身だけ麻酔をかけられて弾を抜き、傷口を塞いだ。
俺はまだ身体が痺れて動けないので、来た男・・・櫻井に担がれる。