umbra 〜約束の日〜
「教室に戻ろうか。」
俺たちに航が声をかける。いつの間にか航いたのか。明るく言った航だが、表情には不安が見える。聞くべきかと思ったが、これは追求しない方がいいと思ってやめた。
「おう!! 俺もう疲れたよ〜 てか何より喉乾いた。自販行こー!!」
どうでもいい会話をしている慶也の声が遠くに感じる。 視線を感じて意識が他の方にある。 ・・・・・・あいつら、月光の幹部へと。 個人的に見られるのは好きじゃない。
「おーい!! 燐?」
慶也に肩を叩かれて意識が戻っていく。 俺はあいつらの方を一瞬だけ見て教室に帰った。