片翼の運命
い、いま、前後って言った……?
冷や汗が止まらない。わたしはゆっくり、一番の席から順に目で数えていく。
どうか、奇数でありますように。
わたしの番号が奇数で、前の席が偶数で……。
22、23、24、25。
ぴたりと止まる。
25番。わたしじゃない。
前に座る彼の方だ。
つまり、わたしとペアになる。
「それじゃあ、始業式行きましょう」
周りの生徒が立つ中、額を押さえていたわたしは出遅れた。
「美衣、部活行くね」
同じ部活の子がいたらしく、夏菜子はその子を引き連れてわたしに手を振る。わたしも手を振り返した。