片翼の運命
そんなにわたしと話したくないならそれで良い。
良い機会だ。わたしもこの際、はっきりと無視を返してやろうと決意した。
その後ろを歩いて行く。
廊下を曲がると、船川がわたし達の姿を見て怪訝な顔をした。
「おはよ……これは」
「ころころ意見変えてごめん。やっぱり自分で行くことにする」
少し先で彼がわたし達の方を見ている。
「おお、分かった」
気圧された表情の船川を置いて、わたしはそちらへ歩いた。
空気は最悪だった。
それを感じているのはわたしだけだと思うけれど。
体育館で前屈やシャトルランをやっている中、終始無言。