片翼の運命

幼稚園が同じということから、隣の家に住んでいることまでを話した。

ファミレスのミニパフェのミントを掬った夏菜子が、口を開けたまま放心している。

「すごーい、格好良い幼馴染。だから今までのイケメンは美衣に響かなかったワケか」

「そういうことじゃない……」

「でも、今まで無視した分にはさっきあっさりと話しかけてたよね」

船川はドリンクバーのレモンスカッシュをストローでくるくると回している。
炭酸が苦手らしい。

「よく分かんない。幼馴染って言ったってさ、同じところに通ってただけで、挨拶すらしてないんだよ?」

「同じ中学からこの高校来てるのってそんなに居んの?」


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