片翼の運命

抱き着いてくる夏菜子と喜びを分かち合ってから、靴を履き替えて校舎へ入った。

「あ、ここにもあるじゃん」

よく試験結果が貼り出される掲示板の方にも、少し小さめのクラス表が貼ってある。
夏菜子がそれの前で立ち止まって、自分のクラスメートたちを確認した。

「わー望月くんいる」

「え」

「知らない? ハーフで、めちゃくちゃイケメンなんだよ。天然ダークブロンド」

「ふうん」

夏菜子はわたしの返事に納得いかないのか、首を傾げる。

「本当に美衣ってイケメンに興味ないよね」

「イケメンというか、男子が苦手というか」


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