寄生虫
☆☆☆
早起きをしたせいで今日は京介と一緒に教室に入る事ができなかった。
京介が登校して来るまで、あと15分近くある。
「サナギ、今日は早いね!」
先に来ていた真尋にそう言われ、あたしは曖昧に微笑んだ。
本当はまだすごく眠たい。
だって、夜にろくに眠れていないんだもん。
「まぁね」
あたしはそう返して自分の席に座った。
学校に到着するまでに眠気が覚めるかと思ったけれど、到着した途端再び眠気はぶり返してきてしまった。
「なんだかすごく眠そうな顔してるね」
真尋がそう言い、クスッと笑う。
「あんまり眠れなくて」
「それなのにいつもより早く来たの?」
「うん……」
中途半端に頷いた時、真尋があたしの腕に視線を落している事に気が付いた。
咄嗟に引っ込めるが、もう遅い。
早起きをしたせいで今日は京介と一緒に教室に入る事ができなかった。
京介が登校して来るまで、あと15分近くある。
「サナギ、今日は早いね!」
先に来ていた真尋にそう言われ、あたしは曖昧に微笑んだ。
本当はまだすごく眠たい。
だって、夜にろくに眠れていないんだもん。
「まぁね」
あたしはそう返して自分の席に座った。
学校に到着するまでに眠気が覚めるかと思ったけれど、到着した途端再び眠気はぶり返してきてしまった。
「なんだかすごく眠そうな顔してるね」
真尋がそう言い、クスッと笑う。
「あんまり眠れなくて」
「それなのにいつもより早く来たの?」
「うん……」
中途半端に頷いた時、真尋があたしの腕に視線を落している事に気が付いた。
咄嗟に引っ込めるが、もう遅い。