私の存在価値を教えてください
終わりの始まり
「お前のせいで、こうなったんだ!」

やめて、やめてよ。

「近づくな!お前がいると不幸になる」

なんで、そんな事言うの?

「お前なんて、お前なんてーー」

言わないで、お願いだから、それ以上言わないで。



ーーー消えてしまえばいいのに!



はっとなって、目を覚ました。

勉強中に寝てしまったらしい。

時計を確認する。針は2時を指していた。

ーーもう寝よ。

机の上のノートやら参考書やらを片付け、ベッドにもぐった。

すごく、嫌な夢を見ていた気がする。

でも、思い出せない。

まぁいいや。

嫌な夢なんて思い出しても辛くなるだけだし。

私は、再び夢の世界に入った。
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