絶対好きにならない
はぁ〜・・・。
しばらく時間が経って、なぎちゃんと喋っていると、授業が始まるチャイムがなった。
『どうやったら気づくのかな?』
なんてなぎちゃん言ってたけど、そもそも好きじゃないって言ってるじゃん。
だって、本人の私が言うんだから、間違い
ないよ!
「おい、胡桃〜」
考え事してたのに・・・
「なに?」
少しめんどくさそうに返したつもりだったんだけど・・・
彼には不発だったみたいだ・・・
「消しゴム貸して?」
「なんで」
「忘れた・・・」
いや・・・さっき使ってたじゃん、筆箱から
出して。
意味がわかんないんだけど・・・