干物ハニーと冷酷ダーリン
「…はっはい!すみませんでした!」
………………。ゆめ?
見慣れた天井と壁とカーテン。
ここは編集部ではなかった。
はぁーあ。良かった。
最悪で恐怖な夢を見てしまった。
きっと、あの滝くんに影響されて過去のあたしの失敗談詰め合わせの夢を見てしまった。
おかげで、寝汗ビッショリ。気持ち悪い。
夢の中の水城さん、途中から顔が鬼になっていたなぁ。それもリアルな鬼。節分とかで使う可愛いお面の鬼じゃなくて、どっちかというとあのなまはげに使うような鬼。
しかも、身体がスタイルのいい水城さんだったからなおのことアンバランスで恐怖だった。