ゆるゆる監禁生活

みんなに注目されながらナンパ野郎を警備員に突き出し、お昼にする。


さっきのナンパの経験を生かし、買いに行くのは男女ペアということになり、私と智也先輩は待機組だ。


いつの間にか雄大さんが持ってきていたブルーシートを引きのんびりおしゃべりタイム。



｢私パンツのこだわり凄いんですよ｣



｢いやどうでもいい｣



｢智也先輩はありますか？｣



｢男女で話す話ってもっと別なのあるだろ｣



ふむ……


まともな男子と話した記憶がほとんどない私に話題を提示しろ、と。



｢あ、好きな人います？｣



｢あー、んー、まぁいるよ｣



｢ほ？誰ですか？｣



｢ほ？って言う人初めて見た｣



｢私も初めて言いました｣



この後いつの間にか学校の話になり、話を逸らされたと気づくのはホテルに行ってからだった。