永遠に覚めることのない夢
あなたに会えるならば、例えあなたが亡霊でも、それでも、良い。

桜の君。
最後に言わせておくれよ。

僕は、前世、あなたを初めて見た日から好きだった。

一途に、あなたを、あなただけを愛していた。

常磐と言う、邪魔者も途中であらわれたけれど、気持ちが揺らいだことは、一瞬もなかった。

あなたは、死んでしまった。
前世、あなたは、聖子姫としては死んでしまったけれど、桜の君としては存命していたんだ。

桜の君。
美しい、あの日々よ。
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