副社長は束縛ダーリン
ああ、恥ずかしい。
秘密裏にダイエットを成功させて、『元々、私は細身ですよ』と格好つけるつもりだったのに、必死に痩せようとしているのがバレてしまった。
悠馬さんは吹き出し、肩を揺らして笑い声を上げている。
「そう言われたら、俺と付き合いだしてから、少しふっくらしたかもね」
「悠馬さんが毎週末私に、美味しいものをたっぷり食べさせるから……って、え!?
やっぱり、ふっくらして見えるんですか?
ど、どうしよう。体重はもう少しで、元に戻るのに、脂肪の量は減ってないのかな……」
体を隠すように両腕で抱きしめ、うろたえていたら、その腕を外された。
笑うのをやめた彼は、優しい笑みを浮かべ、諭すように語りかける。
「痩せる必要はない。ふっくらしたというのは、太っているという意味じゃないから。
ここも、ここも、俺に愛されて女らしく丸みを帯び、触り心地のよい体つきになったということだよ」